こんにちは、香港ギリホリ中のくろ(@kuro_holi)です。
もうすぐクリスマスですね。
クリスマスといえば、ヨーロッパを中心に中世から続く伝統的なお祭り、「クリスマスマーケット」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
実はバルト三国で開催されているクリスマスマーケットは、年越しや年始まで楽しめることをご存じでしたか?
私はてっきりクリスマスマーケットはクリスマスまでの行事だと思っていました…
バルト三国では年越しには花火や音楽イベントなどが開催され、クリスマスマーケット自体は1月初旬まで続きます。
ということで今回は、バルト三国すべてのクリスマスマーケットの概要と各国のイベントスケジュールなどを詳しくご紹介します。
年越しイベントについても記載しているので、年末年始の予定が決まっていない方は特に必見です!
5分程度で簡単に読めるようにまとめたので、ぜひ読んでみてください。
目次をクリック
バルト三国のクリスマスマーケット
日本のクリスマスマーケットはドイツをモチーフにしたにすることが多く、「クリスマスマーケット=ドイツ」のイメージが強いのですがバルト三国のクリスマスマーケットも魅力的なんです。
エストニアのタリンは、ベストクリスマスマーケット2019を受賞するほど。
そしてラトビア、リトアニアも規模は大きくないですが落ち着いた雰囲気の楽しめるクリスマスマーケットが毎年開催されています。
バルト三国のクリスマスマーケットは1月初旬まで続くので、年末年始のお休みに全制覇!という楽しみ方もできちゃいます。
ベストクリスマスマーケットとはヨーロピアン・ベスト・デスティネーション(EBD)というヨーロッパの文化と観光を促進する組織が毎年集計するクリスマスマーケットのランキングのこと。
2019の投票は2018年11月30日~12月10までの期間なので、実際は去年のクリスマスマーケットの評価ということになります。去年の全体投票数は106か国から約21万票が集まったそう。
エストニアのクリスマスマーケット
エストニアのクリスマスマーケットは今年で800周年、ヨーロッパで最も古いと言われています。
旧市街の広場に飾られているツリーは1441年に世界で初めて立てられたという歴史を持っています。
今年で800周年を迎えるエストニア首都タリンのクリスマスマーケットは、世界各国から約21万人の投票により「the best Christmas market in Europe in 2019」に選ばれました。
おとぎ話の中に入り込んだような中世の建物に囲まれた広場で開催され、毎年50万人を超える人が訪れるくらい人気なスポット。
今年の見どころは、ラコエヤ広場のステージにそびえ立つハート型のオーナメントで飾られたクリスマスツリーです。
12月以降は広場にサンタクロースがトナカイが引くソリの乗ってサンタクロース登場。
週末には世界各国から集まったパフォーマーによるダンスや歌も!1日じゃとても楽しみ切れないくらいたくさんのイベントが開催されています。
屋台ではホットワインで温まったり、クリスマスマーケットではお決まりのソーセージやザワークラフトも楽しめます。
お土産にはエストニアならではの木製品の食器やウール製品、琥珀のアクセサリーなどが購入できますよ。
12月31日は22時から音楽イベントが始まるのでたくさんの人が訪れることが見込まれます。
クリスマスマーケットは年始の1月7日まで続きます。
クリスマスや年越しの他にもたくさんイベントが予定されているので、気になる方は公式ホームページからチェックしてみてください!
開催場所 | Kesklinna linnaosa, Raekoja plats Tallinn |
開催期間 | 2019.11.15~2020.01.07 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
ホットドリンク提供 | 日~木曜日 10:00~22:00 金土 10:00~23:00 |
クリスマスプログラム | 金曜日 17:00~19:00 日曜日 12:00~14:00 |
サンタクロース(12月1日~) | 毎日 12:00~18:00 |
12月31日 | 22:00 音楽プログラム 00:00 ハッピーニューイヤー 00:20 音楽プログラム(DJ Aivar Havi) |
公式サイト | Tallinn Christmas Market |
ラトビアのクリスマスマーケット
ラトビアのクリスマスマーケットは首都リガの、
- 旧市街ドーム広場
- 旧市街リーヴ広場
- エスプラナーデ公園
の3箇所で開催されています。
ラトビアのリガで初めてクリスマスツリーが飾られたのは1510年と歴史が非常に古く、国内でも毎年賑わう行事です。
他の国に比べると少しこじんまりとした感じはありますが、その分混雑せずゆっくりと楽しむことができます。
バルト三国最大の大聖堂、リガ大聖堂が正面にあるドーム広場。
ここのクリスマスマーケットは国内で最も規模が大きく、賑わう場所です。
週末にはステージでラトビアの伝統的な歌やクリスマスキャロルなどのパフォーマンスが行われたり、子供向けのサンタクロース郵便局が設置されるなどイベントもたくさん開催されています。
リガの年越しイベントはドーム広場で行われます。
大晦日のイベント詳細は発表されていませんが、バルト三国の中で一番営業時間が長く設けられています。
開催場所 | Doma laukums, Centra rajons, Rīga, LV-1050 |
開催期間 | 2019.11.30~2020.01.08 |
営業時間 | 日~木曜日 10:00~20:00 金土 10:00~22:00 12月24日 10:00~18:00 |
12月31日 | 10:00~AM2:30 |
公式サイト | VZT – Galvenā |
Doma Laukumsから徒歩数分のところ。
ドーム広場よりも落ち着いた雰囲気を楽しめる場所です。
最後は、旧市街から北に向かって徒歩10分ほどのところにあるエスプラネード公園。
エスプラナーデ公園のクリスマスマーケットもイルミネーションと控え目な数の屋台が並ぶ落ち着いた雰囲気が特徴。
見どころは、ウサギとウサギ用の小さな教会と家です!
開催場所 | Reimersa iela 1, Centra rajons, Rīga, LV-1050 |
開催期間 | 2019.11.30~2020.01.08 |
ラトビアといえばミトン!
カラフルなものから、ヨーロピアンなデザインまでたくさんの種類があります。
リガはウール製品の種類やデザインが豊富で、特にミトンは15世紀頃から編み継がれてきた民芸品が有名です。
屋台でも購入できるのでラトビアへ行った際にはぜひお店を覗いてみてください。
リトアニアのクリスマスマーケット
首都ビリニュスで開催されるクリスマスマーケットは、
- 大聖堂広場
- タウンホールスクエア
の2箇所で開催されます。
リトアニアのクリスマスマーケットの目玉でもある、ビリニュス市内を走るクリスマストレインが可愛くておすすめです!
大聖堂広場のクリスマスマーケットはリガ市内最大規模。
印象的なのは高さ25mもあるライトアップされた大きなツリーと48軒も並ぶ屋台。
そして旧市街広場にはアイススケートリンクまで設置されるんです!
毎年12月25日から29日まで毎晩ビリニュス大聖堂の外壁にプロジェクトマッピングが行われ、今年はおとぎ話「雪の女王」が予定されています。
そして12月31日の大晦日と元日はドーム広場で花火の打ち上げ。
クリスマスマーケットは年明け後の1月7日まで続くので、年末年始のお休み期間に旅行しても楽しめますよ!
開催場所 | Katedros aikštė Vilnius 01143 |
開催期間 | 2019.11.30~2020.01.07 |
営業時間 | 月 12:00~21:00 火~木 11:00~21:00 金土 11:00~22:30 日 11:00~21:00 12月24日 11:00-18:00 12月25~26日 12:00-22:00 |
クリスマス列車 | 月~木 12:00~21:00 金~日 11:00~21:40 €2(約〇円) 運行表(JPG) |
プロジェクトマッピング | 12月25日~29日まで 17:05–17:20 18:10–18:25 20:05–20:20 20:45–21:00 |
12月31日 | 12月31日 12:00-24:00 年越し花火打ち上げ |
公式サイト | Christmas in Vilnius 2019 | Vilnius events |
タウンホールスクエアのクリスマスマーケットは、大聖堂広場よりも混雑しないのでおすすめ。
ジンジャーブレッドやハニーケーキなどリトアニアにスイーツが楽しめます。
開催場所 | Rotušės a., Vilnius 08107 |
開催期間 | 2019.11.30~2020.01.07 |
営業時間 | 月 12:00~20:00 火~木 11:00~21:00 金土 11:00~22:00 日 11:00~20:00 12月24日 11:00-16:00 12月25~26日 12:00-21:00 12月31日 12:00-24:00 |
クリスマス列車 | 月~木 12:00~21:00 金~日 11:00~21:40 €2(約〇円) 運行表(JPG) |
公式サイト | Christmas in Vilnius 2019 | Vilnius events |
屋台で売っているのはホットチョコレートやハーブティーなどの温かい飲み物、りんご飴やチョコレート掛けのワッフルなどなど。
さらにはバルト三国ではお馴染みのウール製品や陶器の小さな家、そしてリトアニア特有のキャンドルなどのお土産も購入することができます。
日本からバルト三国への渡航方法
現在、バルト三国それぞれの国までの直行便は運行していません。
バルト三国それぞれへはヨーロッパ各地から飛行機があるほか、場所によってはバスや鉄道でも移動可能です。
日本からだとフィンランドやモスクワを経由する便がありますが、スカイスキャナーの最安月で検索するとコペンハーゲン経由が1番お得。
乗継1回、往復約10万円で渡航することができます。
気になる方は、スカイスキャナーで「乗り継ぎ回数」や「最安値の月」で一括検索してみてください。
バルト三国内の移動方法
バルト三国を周遊だと、基本的に高速バスが安くて便利なのでおすすめ。
ですが、もし移動時間をできるだけ短縮したい!という方は飛行機を使うと早くて約50分で移動できますよ。
バスで移動するなら「Lux Express」の高速バスがおすすめ。
フリーWi-Fi・座席のテレビ画面で映画見放題(車種による)・無料充電ソケット付き(充電器は持参)と嬉しいサービスで人気の高速バスです。
PINというポイントサービスがあり、初回登録から割引価格のチケットが購入できます。
海外からの旅行者だけでなく、バルト三国の在住者も使う便利な移動手段です。
エストニア~ラトビア | 約4~4時間半 | €19(約2,300円~※1) |
ラトビア~リトアニア | 約3時間半~4時間 | €16~18(約1,900~2,200円) |
エストニア~リトアニア | 約8時間 | €35(約4,200円~) |
※1 €1=121円で計算(2019年12月16日のレート)
飛行機での移動なら、それぞれ直行便が出ているので時間の節約になります。
エストニア~リトアニアでも安い時期だと片道8千円ほど~渡航できますよ。
エストニア~ラトビア | 約50分 | €32.8(約4,000円~※1) |
ラトビア~リトアニア | 約50分 | €32.8(約4,000円~) |
エストニア~リトアニア | 約1時間20分 | €65.6(約8000円~) |
※1 €1=121円で計算(2019年12月16日のレート)
まとめ
今回はバルト3国、
- エストニア
- ラトビア
- リトアニア
のクリスマスマーケットをご紹介しました!
エストニアは去年ベストクリスマスマーケット2019を受賞しているので旅行者が増えそうですが、ラトビアとリトアニアはもう少し落ち着いた雰囲気で楽しめるのではないかと思います。
でも、せっかくならバルト三国制覇したいですよね。
クリスマスだけでなく年越しイベントも開催しているので、年末年始の予定が決まっていない方は旅行先にぜひ検討してみてください!
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