こんにちは、香港ギリホリ中のくろ(@kuro_holi)です。
2016年から開始したオーストリアとのワーキングホリデー。
開始当初はワーホリビザでの滞在期間が6か月までだったことをご存じでしたか?
実は2018年1月1日以降にやっと1年間滞在できるビザへ変更になったばかりなんです。
せっかく1年間滞在できるようになったけど「ビザ申請は面倒?」「簡単にとれる?」など詳細を詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、大使館情報と複数の体験談ブログを元に「オーストリアのワーホリビザ申請」の流れや必要な書類などを記事にまとめました。
「興味あるけど条件を見ていなかった」や「興味なかったけど意外といけそう」など新しい発見があるかもしれません。
必要書類のまとめは、チェックリストとして使うこともできるので、ぜひ読んでみてください。
目次をクリック
オーストリアのワーホリ申請の概要
項目 | 概要 |
年齢制限 | 18~30歳 ※申請時の年齢 |
滞在可能期間 | 1年間(2018年1月1日~) |
ビザ発給人数 | 200人 |
就学可能期間 | 明記なし |
就労可能期間 | 明記なし |
オーストリアのワーホリは2016年7月に開始しました。
ワーホリビザの申請料はかかりません。
2018年1月1日に滞在可能期間が6か月から1年間へ変更されましたが、延長はワーホリ開始当初から変わらずできません。
ビザ申請は以下の条件を満たしている必要があります。
条件
・申請者の年齢は18歳から満30歳であること・WHPビザの申請はビザの有効期間の3か月前から、遅くとも3週間前までに行う
・WHPビザの有効期間の変更はできない
・WHPビザの最長期間は12か月であり、複数の再入国が可能
・WHPビザの延長はできません
・WHPビザは一国一人一回のみ申請可能 (WHPビザを消化できない場合、キャンセルしない限り再申請できなくなります。ただし就労しなかった理由による事後キャンセルはできません)
・就労が可能であるものの、就労・就学は主な渡航目的であってはいけません
・申請者はWHPビザの有効期間より残存期間3か月以上ある旅券を所持する
・申請者は往復航空券、あるいは購入に必要な資金を持たねばなりません
・申請者はオーストリア入国後最初の一定期間、自力で生活できる充分な資金を持たねばなりません
・申請者は充分な健康保険に加入していなければなりません
・申請者は充分な健康状態でなければなりません、なお犯罪歴があってはなりません
・WHPビザは無料です
参考:ビザ – Österreichische Botschaft Tokio
ワーホリ申請の流れと必要な書類
オーストリアのワーホリの流れと申請に必要な書類をまとめました。
申請に必要な書類は10セット、すべて英語あるいはドイツ語で準備しなければいけません。
ワーホリビザの申請書類は、必ず本人が大使館へ訪問し提出する必要があります。
申請の流れを簡単に説明すると、
- 駐日オーストリア共和国大使館HP(以下、大使館)より申請書(PDF)を印刷、記入
- 必要書類を準備
- 大使館HPで訪問日を予約
- 必要書類を持って大使館で提出
- ビザ申請期間は10日前後
- 大使館の窓口か郵送でパスポートの受取り
の順番です。
書類提出の前にオンラインで大使館訪問日を予約する必要があるので注意してください。
オーストリアのワーホリ申請に必要書類は、
- 大使館HPに記載されているもの
- 複数のワーホリビザ申請体験談ブログ
から内容をまとめて表にしています。
体験談ブログやSNSなどから、大使館HPに記載されている申請書類だけでは「書類不足」となってしまうという情報が多かったためこの記事では追記しています。
ただ申請条件や申請方法など変更されている可能性が高いので、申請前に必ず自身で大使館へ確認してください。
申請書 | 1.大使館HPでWHPビザD申請書(PDF)を印刷 2.記入 |
パスポート | ・原本 ・1年+3か月以上の残存有効期間がある |
パスポートのコピー | ・顔写真のページ ・見開きの空白ページ(ビザ貼り付け予定ページ) |
写真1枚 | ICAO規定に適合するもの ・6か月以内に撮影されたもの ・無地の背景 など、さらに詳しい規定は後ほど解説します。 |
航空券 | 往路航空券の予約確定書は必須。 さらに、 ・復路航空券の予約確認書(原本) ・復路購入できる分の資金を預金残高に上乗せ(指定金額なし) のどちらかを提出。 |
資金証明書 | 入国後、一定期間生活できる資金証明 ・通帳の原本(念のため) ・通帳の過去6か月分の収支が分かるページすべて、あるいは銀行の過去6か月分の収支が分かる明細書コピー ・通帳の表紙コピー |
オーストリアでの滞在先証明 | ・滞在先の賃貸契約書 ・知人宅の場合、知人の自筆署名入りレター ・ホテルの場合は1か月ほどの滞在の予約証明書 のどれかを提出。 |
海外保険加入証明書 | ワーホリ期間中の旅行・疾病・事故保険の補償が最低€30,000(約366万円)以上 |
滞在期間の予定メモ | 英文のメモ書き程度で大丈夫。 詳細は後ほど詳しく説明します。 |
返送用の封筒(郵送返却希望の場合のみ) | 大使館にて販売。 ゆうパック540円 |
※1 1=122円で計算(2019年12月17日のレート)
すべて英語かドイツ語表記、もし日本語でしか準備できない場合は英訳を用意しましょう。
オーストリアのワーホリビザ申請の注意点!
オーストリアのワーホリビザ申請に苦戦している人のブログなどをよく見かけます。
理由は大使館に記載されている必要書類が正確でないため。
注意点に関しては、主にオーストリアのワーホリビザ申請経験者の方のブログ内容を参考にしています。
特に、
- 写真
- 資金証明書
- 滞在期間の予定メモ
は表に書ききれなかったので内容を詳しく解説します。
提出用の写真はサイズ以外にも細かな規定があるので注意が必要です。
外務省から発表されているICAO規定の詳しい注意事項をしっかり確認して準備しましょう。
1)パスポート申請用写真の規格等
参考:パスポート申請用写真の規格(平成28年4月20日更新) | 外務省
・申請者本人のみを撮影した もの
・6カ月以内に撮影したもの
・正面、無帽、無背景
・縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
・カラーでも白黒でも可
・鮮明であること(焦点が合っていること)
・明るさやコントラストが適切であること
・影のないもの
・顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
・背景と人物の境目がはっきりしていること
・眼鏡のレンズに光が反射していないこと
・平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
・前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
・ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
・変色していないもの、傷や汚れのないもの
・デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
・デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること
▶写真付きの分かりやすい規定書はこちら(PDF)
下記のブログ内容によると、パスポート写真は切らない方がいいようです!
申請当日!!
参考:申請当日!! – オーストリアでワーキングホリデー
ベトナム人の子はビザの申請で何度かここへ来てるみたい。その時にパスポートの写真は切らないで来てくださいって言われたみたいで私はくそ焦りました(◜ᴗ◝ )
そんなの一言も書いてなかったじゃんどこにも。
10枚以上切ってるよー!
まあ切ってない写真もぬかりなくクリアファイルに入ってるけどねドヤ。
通帳のコピーを証明する場合は記帳時期に注意してください。
規定としては「申請日の6か月~3日前まで」のようですが、実際3日前でも却下されたことがあるのだとか…
面倒ですが、申請日の前日に口座のお金を動かして記帳日を最新にした状態でコピーするのが確実なようです。
この【現在】が非常に厳しいらしく、3日前の記帳でも通らないことがあるそうです。
なもの解説 – バックパックと旅に出る ~ヨーロッパ横断+ワーホリinウィーン~
なので私は前日に普段使い用口座から1000円引き出して、貯金用口座に1000円移しました。
これでどちらも提出前日まで記帳されます。
オーストリア入国後、どのように職と家探しをするかの簡単な予定を英語で説明できるようメモにまとめる必要があります。
- どこに滞在中に(例:ホテル宿泊期間に)
- どうやって(例:掲示板で探す、履歴書を直接渡す、インターネットで探すなど)
- いつまでに(例:ホテル滞在期間終了までに、1か月以内に)
の内容に、題名+日付+名前(英語・日本語)を英語で作成。
これは書類提出の際に大使館の人へ説明できればOKなので、事前に準備して行きましょう。
複数の経験談ブログの中でこのメモは、
- 職探しの予定
- 1年の滞在計画書
という2つの内容がありました。
なので「入国後1か月どう収入源と家を確保するか+滞在中(1年間)どう休暇を過ごすか」を4、5行くらいの英語で準備するといいかもしれません。
可能であれば大使館へ問い合わせて内容を確認し、対応してくださった方の名前を控えておくとさらに安心できるかと思います。
ビザ申請書類の提出
大使館HPで訪問日時のオンライン予約が必須。
ビザの申請予約は1日に数名の受付らしく、直近はなかなか予約がとれないようなので早めに予約しておくことをおすすめします。
予約せずに訪問しても受け付けてもらえないので注意してください。
申請書類は渡航3か月前から、遅くても3週間前までに申請しないといけません。
ビザ申請センターでは6か月以上の在留許可の申請は受け付けておらず、郵送申請も不可なので、ワーホリをする本人が直接大使館の窓口まで訪問する必要があります。
住所 | 〒106-0046東京都港区元麻布1丁目1-20 |
窓口業務 | 月~金 9:00~12:00(オンライン予約制) |
電話番号 | 03-3451-8281 |
Webサイト | 駐日オーストリア大共和国大使館 |
ビザの申請期間は10日前後で通知が来ます。
パスポート返却は、
- 大使館で直接受け取る
- 郵送してもらう
の2つの方法があります。
もし郵送でのパスポート返却を希望する場合は、書類提出前に大使館でゆうパックを購入しておきましょう。
オーストリアのワーホリ情報をチェック
オーストリアのワーホリの情報は、
で確認することができますが、記載されている申請書類は不足しているので大使館へ電話で確認することをおすすめします。
さらに申請条件や申請方法など変更される可能性があるので、申請前に必ず確認してください。
今回、参考にさせていただいたブログをご紹介します。
▶バックパックと旅に出る ~ヨーロッパ横断+ワーホリinウィーン~
2018年4月に書かれたオーストリアのビザ申請の記事がすごく参考になります!
ヨーロッパ横断もされているので旅行情報も満載のブログです。
最近(2019年12月)までオーストリアでワーキングホリデーをされていました。
ビザ申請内容が2019年6月と比較的新しいので参考になります。
現在(2019年12月)オーストリアでワーキングホリデーをされています。
2019年8月に東京の大使館でビザ申請をされて、私が参考にしたブログの中で1番直近の内容です!
オーストリア人彼氏さんとのお話や現地でのお仕事探し事情も紹介されていて面白いのでぜひ読んでみてください。
ちなみに、私のTwitterでもいろんな国のワーホリ情報を更新しているので興味があればフォローお願いします。
くろ@ワーホリブロガー(@kuro_holi)
オーストリアへの渡航・チケットの手配
現在(2019年12月)オーストリアへの直行便は、
- 成田~ウィーン
- 羽田~ウィーン
の2つだけです。
直行便だと所要時間は12時間と早いのですが、費用が14万~16万円程と高額に…
乗り継ぎ便であれば14~16時間程の所要時間で、費用を12万~13万円まで抑えることができます。
おすすめはドバイやカタールなどの中東経由ですが、時期によってはLCCを利用してソウルや北京で行き、オーストリア行きへ乗り継ぐ方がお得な場合も。
スカイスキャナーなら「最安値の月」で一括検索ができるので、自分のスケジュールと予算に合った航空券が見つかるかもしれません。
気になる方はぜひスカイスキャナーで一括検索してみてください。
オーストリア以外の中欧ヨーロッパのワーホリ情報
参考:南欧(南ヨーロッパ)の特徴【定義/国一覧】
2019年12月現在オーストリア以外に○○でワーホリが可能な国は、
- ポーランド
- スロバキア
- ハンガリー
- チェコ
の4か国です。
個人的におすすめしたいのは、ビザの申請がシンプルなのと、物価が安いのでポーランドのワーホリ。
こちらの記事でポーランド情報をまとめています。
【ポーランドのワーホリ情報まとめ】ノマドワークする人におすすめスロバキアやハンガリーのワーホリ情報はこちら。
【スロバキアのワーホリ情報まとめ】ゆっくり過ごしたい人におすすめ 【ハンガリーのワーホリ情報まとめ】勉強に集中したい人におすすめ まとめ
今回は、オーストリアのワーホリの申請方法や流れについて解説しました。
オーストリアのワーホリビザの申請は、
- 大使館記載の必要書類では不足がある
- 書類不備に厳しい
という2つの注意点があります。
せめて大使館では最新の情報を記載してくれると非常にありがたいのですがそうもいかないようです…
他には経験談やいろんなSNSを駆使して準備するのも手ですが、大使館の担当者や条件の変更など情報が追いつかないのも事実。
結局1番手っ取り早く確実なのは、大使館へ電話して直接確認する方法かと思います。
参考になった場合はクリックお願いします。
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