こんにちは、香港でギリホリ中のくろ(@kuro_holi)です。
2017年2月にハンガリーとのワーホリが開始から2年以上が経過しました。
英語圏に比べて、ヨーロッパはまだまだ留学やワーホリなどの情報が少ないです。
ハンガリーのワーホリと聞いて「どんな国か」「何が有名なのか」と具体的にイメージできない人が多いのではないでしょうか。
私もハンガリーと聞いて「どこにあるんだっけ?」からでした。
そこで今回は、「ハンガリーの魅力は何なのか」と「どんな人におすすめなのか」などを記事にまとめました。
ワーホリに興味があるけど、まだ渡航先が決まっていないという方には特に読んでいただけると嬉しいです。
5分ほどで簡単に読めるので、ぜひ読んでみてください。
すでにハンガリーのワーホリを検討されている方は、こちらの記事で申請の流れと必要な書類など詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
【ハンガリーでワーホリ】ビザ申請は国内と現地どっちがいいのか解説目次をクリック
ハンガリーの基本情報
ハンガリーはオーストリアやルーマニアなど7か国もの国々に囲まれています。
大きさは日本の約1/4で、内陸なので1日の気温差が激しい国です。
公用語はハンガリー語で、EU加盟国ですが、通貨はハンガリー独自のフォリント(HUF)を使っています。
ハンガリーは大陸の内部に位置しているので、大陸性気候(内陸性気候ともいう)といって
1日や季節の気温差が大きい国です。
日本と同じように四季があって、湿度が低いので特に冬は乾燥しやすいのが特徴です。
夏の平均気温は20℃を超えるくらいですが暑い日で30度を超えることも。
冬には最低気温マイナス10度近くと厳しい寒さになることもあり、季節に合った服の準備や体調管理が大変なところです。
ハンガリー国内には600箇所以上の温泉がある温泉大国だということをご存じでしたか?
温泉があるのは日本だけと思っていた方もいるのでは。
実はハンガリー人にとって温泉は身近な文化であり、癒しなんです。
ただ日本と違うところは、入浴施設では水着を着用してプール感覚で長時間楽しむところ。
外国で温かいお湯に長時間浸かっていられるってなかなかできないので、嬉しいですよね!
冬になると寒すぎて閉鎖してしまうところも多いので、6月~8月の間に満喫しきってしまうのがおすすめです!
消費税が世界一高いハンガリー
ハンガリーの標準税率は27%と、実は世界で最も消費税の高い国。
しかし独自の通貨フォリントを使用していることもあり、ユーロを導入している国と比較すると物価は安いです。
VAT(付加価値税)とは、日本でいう消費税のこと。
モノやサービスを購入する時にかかる税で、よくレシートの下の方に記載されています。
ハンガリーはこのVAT(付加価値税)が、27%と世界で1番高い標準税率の国。
ですが、2017年より税率の見直しを行って徐々に税率を引き下げる方向へ進んでいます。
ハンガリーのVAT(付加価値税)は主に以下の3種類。
5% | 牛乳や卵、鶏肉類や豚肉などの食品、 書籍、医薬品、飲食店での食事など |
18% | 穀物や小麦製品、商業宿泊施設など |
27% | 贅沢品、嗜好品 |
2017年に小麦などを使用した製品が18%に、2018年には飲食店での食事が5%になるなど、どんどん見直されています。
この他にもポテトチップス税と言われている、健康リスクのある食品や飲料品への税などもあります!
ハンガリーの通貨はフォリント(以下、HUFで表記)。
国産の野菜や果物などは安いのですが、内陸なので魚介類は高くなってしまいます。
チップの習慣があるので、タクシーやレストランでは料金の10~20%程度が一般的です。
1HUF=約0.36円(2019年12月現在)で計算しています。
ホステル(1泊) | 4,000HUF~(約1451円) |
タクシー基本料金 | 450HUF(約163円) |
レストラン(ランチ1食) | 1,000HUF~(約362円~) |
レストラン(ディナー1食) | 1,500~2,000HUF(約544~725円) |
ビール500ml | 300HUF(約108円) |
水1.5L | 200HUF(約72.5円) |
牛乳1L | 300HUF(約108円) |
お米1kg | 300HUF(約108円) |
卵10個入り | 430HUF(約155円) |
鶏むね肉 | 2,600HUF(約943円) |
豚ひき肉 | 1,658HUF(約601円) |
サーモン1kg | 4,135HUF(約1,499円) |
トマト1kg | 499HUF(約181円) |
玉ねぎ1kg | 170HUF(約61円) |
きゅうり1本 | 270HUF(約98円) |
りんご1kg | 430HUF(約156円) |
バナナ1房 | 450HUF(約163円) |
参考:ハンガリーの物価情報。1ヶ月の生活費と諸コストを全公開(3人家族の例) | せかいじゅうライフ-海外移住をもっと身近に世界で暮らす情報メディア-
ハンガリーの電車やトラムはほぼ24時間、夜間バスも走っています。
電車やバス、トラム(路面電車)の公共交通機関の値段は共通で、シングルチケットが350HUF(約127円)。
乗り換える場合、またチケットを購入するかというシステムです。
24時間や72時間乗り放題できるチケットや、10枚セットの回数券などその時に合わせてまとめて購入するのがおすすめ!
治安と社会状況
ハンガリーはヨーロッパの中でも治安が良く、経済状況も安定している国です。
しかし、アジア人は珍しく目立つ傾向にあるので、観光地などではスリなどに十分気を付ける必要があります。
ハンガリーの治安は良く、 夜出歩いても問題のないくらいです。
外務省からの注意喚起もなく、現在までテロ等の発生報告もありません。
しかしどうしてもアジア人は珍しいので、嫌でも目立ってしまう傾向にあります。
特に観光地や交通機関などでは派手な恰好やブランド品を持ち歩いて、スリや強盗の恰好の的にならないよう気を付ける必要があります。
概況
参考:海外安全ホームページ: テロ・誘拐情勢
(1)ハンガリーでは,現在までのところ ,ISIL等の国際過激派組織またはその支援組織の存在は確認されていません。また,中東諸国からの難民に紛れ,国外から過激派組織の構成員が入国し,テロを敢行する可能性は否定できませんが,そのような動きは現在までのところ確認されていません。
更新日 2018年06月25日
ハンガリーは、日本企業も多く進出する自動車産業など外資の導入によって現在(201912月)の経済状況は安定しています。
地域格差の問題もありますが、補助金を出すという政府の対応もあり失業率も3%台に留まっています。
しかしそれでも、少子化や若者の国外就職により労働力不足の問題を抱えているのも現状です。
私が思うハンガリーへのワーホリのメリットとデメリット
ハンガリーの情報を調べていて思った、
- メリット
- デメリット
について個人的な意見ですが、ご紹介します。
1つ目のメリットは、「音楽に芸術に触れる機会」が増えること。
オーストリアもそうですが、ハンガリーでなら、格安でオペラのミニコンサートや音楽院でのコンサートを鑑賞することができちゃいます。
サビの部分だけを聞けるミニコンサートや大学主催のコンサートであれば1000円以下で楽しめる場所があります。
また、ハンガリーの大聖堂や教会の内装は美しく、芸術的なものばかり。
週末や気の向いたときふらっと立ち寄れるなんて素敵ですよね。
「日本にいた頃は音楽や芸術に興味を持つなんて思っていなかった」と、ハンガリーでのワーホリ生活は新しい魅力に気づく良い機会になるかもしれません。
ワーホリビザの有効期限内であれば、シェンゲン協定国は国境検査なしで遊びに行くことができます。
ハンガリーの隣接国は、オーストリア・スロベニア・スロバキア・セルビア・ルーマニア・クロアチア・ウクライナの7か国。
この内シェンゲン協定国に含まれるのはオーストリア・スロバキア・ルーマニア・クロアチア・スロベニアの5か国です。
特にオーストリアのウィーンは、首都のブダペストから鉄道やバスに乗れば2時間半~3時間で気軽に行くことができますよ。
2018年に外務省から発表された在ハンガリー邦人数は約1,691人。
2017年に発表の発表では1,511人のうち1,011人がブダペスト市内在住と集中しています。
これはワーホリ先で極力日本語を使いたくない、日本人が少ない国で生活をしたいという方にはあまり嬉しくない情報かもしれません。
ただブダペストは愛知県と同じくらいの大きさで、区によって環境が異なるので住む場所を変えれば遭遇することも少なくできます。
さらに言うと、地方へ行けばほとんど日本人に会うことはないので住む場所次第のところはあります。
ハンガリー語を母国語としているので、当然ですが普段の生活で聞こえてくるのはハンガリー語です。
英語を義務教育として受けた若い世代の方は問題ありませんが、公共施設やスーパーなどではハンガリー語を求められることも多々あるようです。
英語留学が目的であったとしても、ノートなどに生活するのに必要最低限のハンガリー語のメモを準備しておいた方がいいかと思います。
それでも、ハンガリーのワーホリをおすすめできるのは大学でも年間約4,500ユーロ(約55万円)で通えるくらい学費が安いから。
語学学校だと就学期間や都市で変動はありますが、他の国に比べるとやはり安い。
ワーホリといえば収入を得ながら休暇を過ごすイメージですが、物価も学費も安いハンガリーであれば勉強メインのワーホリができるんじゃないかなと思います。
留学だとTOEFLやIELTSのスコアが必要になりますが、ワーホリで語学学校へ通うなら気兼ねなくスタートすることができます。
さらに資金繰りが厳しくなったらアルバイトできるのがワーホリビザの特徴。
少しでも安心感できるものは持っておきたいですよね。
ハンガリーのワーホリは語学勉強を優先したいけど、十分な資金がない節約したいという方に特におすすめしたい国です。
ハンガリー語は世界でも習得が難しい言語と言われています。
特に英語を母国語とする場合は、発音だけでなく文法も異なるのが原因のようです。
ただ日本人にとっては、
・子音の後に母音を組み合わせて発音すること
・助詞がことばのうしろにつく
など、少し似ている部分もあって習得に有利な部分もあります。
ハンガリーのワーホリ申請の概要
2017年2月のワーホリ開始から2年以上が経過したハンガリー。
ハンガリーは学費が安く圧倒的に学生ビザでの留学が人気なので、ワーホリビザでの渡航は狙い目です!
2017年2月14日に日本とハンガリーは「ワーキング・ホリデー協定の署名」を行いました。
署名1
参考:日・ハンガリー・ワーキング・ホリデー協定の署名 | 外務省
本14日,東京において,岸信夫外務副大臣及びシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣(H.E. Mr. Peter SZIJJARTO, Minister of Foreign Affairs and Trade of Hungary)の間で「ワーキング・ホリデー制度に関する日本国政府とハンガリー政府との間の協定」の署名が行われました。
(2)ハンガリーは,我が国がワーキング・ホリデー制度を導入する17番目の国・地域。
参考: Orbán deploys Christianity with a twist to tighten grip in Hungary | World news | The Guardian
項目 | 概要 |
年齢制限 | 18~30歳 ※申請時の年齢 |
滞在可能期間 | 1年間 |
ビザ発給人数 | 200人 |
就学可能期間 | 明記なし |
就労可能期間 | 明記なし |
2017年2月に日本とワーキングホリデー協定を結んだハンガリー。
申請方法に国内申請と現地申請の2通り用意されているのが特徴。
ハンガリーのワーホリ情報をチェック
ハンガリーのワーホリの情報は、
で確認することができます。
申請条件や申請方法など変更される可能性があるので、申請前に必ず確認してください。
参考にさせていただいたブログを紹介します。
ポーランドとハンガリーでワーホリ経験のある方。
ハンガリーで直接申請した経験談や、細かい解説もしてくださっています。
他いろんな国の情報もたくさんあるのでおすすめです。
ちなみに、私のTwitterでもいろんな国のワーホリ情報を更新しているので興味があればフォローお願いします。
くろ@ワーホリブロガー(@kuro_holi)
ハンガリーへの渡航・チケットの手配
ハンガリーへの直行便はないので、乗り継ぎが必要になります。
乗り継ぎ場所は、ドイツやフィンランド、ロンドンなど他にもたくさん。
どこで乗り継ぐかで渡航時間も大きく変わってくるので、まずは渡航予定時期を仮で決めて比較サイトで検索をしてみてください。
自分のスケジュールに合った航空券が見つかるかもしれません。
気になる方は、スカイチケットで一括検索がおすすめです。
2019年12月現在ハンガリー以外に東欧でワーホリが可能な国は、
- チェコ
- スロバキア
- ポーランド
の3か国です。
個人的におすすめしたいのは、ビザの申請がシンプルなのと、物価が安いのでポーランドのワーホリ。
こちらの記事でポーランド情報をまとめています。
【ポーランドのワーホリ情報まとめ】ノマドワークする人におすすめ日本人があまりいない場所でワーホリしたい人にはスロバキアがおすすめですよ!
【スロバキアのワーホリ情報まとめ】ゆっくり過ごしたい人におすすめ まとめ
今回は、ハンガリーのワーホリについて書いてみました。
ハンガリーのワーホリは、
- 勉強に集中したい
- 中世ヨーロッパの雰囲気が好き
という方におすすめしたい国です。
ヨーロッパに行くととりあえず資金源を探さないと!という焦りますが、ハンガリーは物価が安いので少しの間勉強に集中できるかなと思います。
私も香港ワーホリでは物価や家賃の高さから資金作りが優先になって、結果勉強が疎かになりました。
個人的な意見ですが、もし勉強を目的とするならハンガリーやポーランドのような物価の安い国へ行き、勉強の時間を確保することが大事だなと思います。
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