こんにちは、くろ(@kuro_holi)です。
台湾は毎年、ワーホリビザの発給人数に達していないので申請が通りやすいことをご存じでしたか?
「人気があって競争率が高そう」と思っていた方もいるのではないでしょうか。
私も台湾は旅行先としてとても人気なので、いつもビザ発給人数を超える応募があるかと思っていました…
でも実際は発給制限5,000人に対して200~300人ほどの発給数とのこと。
とりあえず海外生活をしてみたい!という人にとっても挑戦しやすい倍率ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、台湾でワーホリ生活をするとどんなメリットデメリットがあるのか、さらに物価や気候などの基本情報をまとめました。
台湾はサイクリングなど、長期滞在して楽しめる台湾の魅力もたくさんありますよ。
5分ほどで簡単に読めるので、ぜひ読んでみてください。
すでに台湾のワーホリを検討しているという方はこちらで申請方法を解説しています。
【台湾のワーホリ】ビザ申請~申請方法と必要な書類を徹底解説~目次をクリック
台湾の基本情報
台湾は沖縄よりもさらに南に位置しており、東京から約4~4時間半で渡航できるため週末旅行としても人気のある場所。
温暖で過ごしやすい気候、美味しい食事、物価の安さ、親日家など日本にとって良い印象の強い国でもあります。
台湾の大きさは九州と同じくらいで、首都の台北から南の台南までは新幹線を使えば90分程で移動できるほど。
人口は2018年12月の段階で2359万人と発表されています。
台湾の北部は亜熱帯、南部は熱帯地域で基本的に年中温暖な気候が続きます。
一応四季があるので夏は35度以上、冬は20~25度くらいまで下がります。
そしてなんといっても台湾は日本よりも湿度が高い!
北部は冬から春にかけて、南部では春から夏にかけて湿度80%近くなることも。
なので、実際の気温よりも蒸し暑く感じると思います。
天候は6~7月は梅雨で、8~10月にかけては台風の影響を受けて天気が崩れやすくなるので夏は傘が手放せません。
特に台湾東部の花蓮や台東は台風の被害が大きく、台湾南部の高雄やケンティンは大雨になりやすいので注意が必要です。
有名な情報ではありますが、台湾の九份はジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった場所という噂のあるところ。
日本人だけでなく世界中でも観光地としてとても人気で、九分の前の道路にはたくさんの大型バスが停車します。
夕暮れ頃になるとお店や街の提灯にライトが点灯すると一層あの映画の雰囲気を楽しむことができます。
台湾の物価
台湾の通貨は台湾元、消費税は「営業税」という名前で標準税率5%です。
物価、消費税どちらも日本に比べると少し低いくらい。
物価に関しては台北を中心に年々上昇していて、家賃や住宅価格、食べ物だと粉物が高くなっています。
台湾のレシートには宝くじの番号が印字されているので保存必須です。
最高賞金はなんと1000万元(約3619万円)!
コンビニや飲食店などでもらえるレシートに書かれている8桁の番号が宝くじ番号になっています。
当選発表は2か月に1度、25日に行われるので台湾でお買い物をしたときは必ずレシートを保存しておきましょう。
台湾の通貨は台湾元、消費税は「営業税」という名前で標準税率5%です。
台北の物価を少しだけご紹介します。
1台湾元=約3.62円(2019年12月19日時点)
エコノミーホテル(1泊) | 500元~(約1,809円~) |
タクシー初乗り料金 | AM6:00~PM23:00 70元(約253円)PM6:00~AM6:00 90元(約325円) |
レストラン(ランチ) | 80~140元(約289~506円) |
魯肉飯 | 30元~(約199円~) |
おにぎり(コンビニ) | 35元(約126円) |
タピオカミルクティー | 30元~ (約199円~) |
水500ml(スーパー) | 5~10元(約18~36円) |
台湾ビール500ml(スーパー) | 23元~(約83円~) |
台湾での移動手段は主に、
- 路線バス
- MRT(地下鉄)
の2つです。
特に台北市内だとMRTの路線が充実していて便利!
支払いはチャージ式の交通系ICカード「EASYCARD(悠遊カード)」がおすすめです。
EASYCARDは駅の改札窓口やコンビニなどで購入できます。
路線バスも便利ですが、時刻表がないので台北での生活に慣れるまでは少し勇気がいるかと思います。
1台湾元=約3.62円(2019年12月19日時点)
路線バス | 15元~(約54円) |
MRT(地下鉄) | 20~60元(約72~217円) |
治安と社会状況
台湾の治安は比較的良いと言われています。
現在(2019年12月)外務省の安全情報では、特に危険情報などは発表されていません。
海外初心者向けとも言われるほど治安の良い国とされている台湾ですが、注意すべき点がいくつかあります。
- スリや置き引き
- タクシーのぼったくり
- 交通事故
の3つです。
スリや置き引き、タクシーのぼったくりは海外旅行でよく注意すべき点として挙げられていますが、台湾では特に交通事故に要注意です。
というのも、台湾は日本と違って「歩行者優先」ではないので日本の感覚で過ごしていると交通事故に遭う確立が非常に高くなってしまいます。
外出する際は、日本にいる時よりもさらに細心の注意を払って移動するよう心掛ける必要があります。
台湾経済は電子機器関連の輸出を主要としている国です。
その輸出は米中貿易摩擦の影響を受ける傾向にあって、主力産業であるIT関連の輸出が低迷気味になっています。
そして2020年1月に次期総統選も控えているので今後の経済状況に何らかの変動があるかもしれません。
私が思う台湾へのワーホリのメリットとデメリット
台湾の情報を調べていて思った、
- メリット
- デメリット
について個人的な意見ですが、ご紹介します。
台湾はワーホリ費用を抑えられるという面でも人気があります。
ワーホリ費用が安い国ランキング
第2位 台湾(約100万円)
韓国と同じように、台湾も日本から近いワーキングホリデー協定国です。
現地の物価も低く、外食でもあまり費用がかからないので、安い費用でワーホリをすることができます。
台湾はマンゴーなどのフルーツや交通費などが日本と比べると比較的リーズナブル!
参考:ワーキングホリデー(ワーホリ)協定国24ヶ国でおすすめは?【2019年8月更新】 | 留学くらべーる
ただ台湾の家賃は台北を中心に年々高騰化しているので、住居環境によっては思ったほど節約できないかもしれません。
南部の台南や高雄であればまだ台北ほど家賃が高くなっていないので、費用を抑えることができると思います。
私は同じアジアの香港にワーホリしているのですが、香港は家賃・物価が高い国なので台湾のワーホリ費用の倍近い費用がかかっています。
台湾は日本から4時間程度で着く距離なので、何かしらの行事や緊急事態でも比較的帰国しやすいというメリットがあります。
帰国費用もLCCが利用できるのでそこまで負担になりません。
「海外に住みたいけど、いきなり日本から遠く離れた国だと不安」という方は、まず台湾のワーホリから挑戦してみるのもいいかもしれません。
台湾は外食文化で、1日3食すべて外食というのは普通。
スーパーで食材を購入して自炊するよりも、ローカルレストランや屋台で食事をする方が安くすむとか。
そんなこともあって、ワンルーム物件にはキッチンがないという間取りの部屋も!
そのため現地で電機鍋を購入したり、卓上のIHクッキングヒーターを購入して自炊するなどで対応している人もいます。
しかし中には大家さんが火事対策や壁が汚れるなどの理由から「料理不可」としている物件なんかもあるみたいです…
外食費が安いのは助かりますが、長期間自炊できず外食ばかりとなると少し気が滅入るかもしれません。
暑さが苦手な人は特に、台湾の夏を過ごすのは厳しいかもしれません。
台湾は日本よりも湿度が高いので、実際の気温よりも体感温度が高くなります。
温暖な気候で夏も長いので、体調管理に十分気を付けなければいけません。
私は香港ワーホリの中、湿度が100%で体感温度40度越えの夏を経験しましたが、クーラーの効いた寒い部屋と異常な暑さとだるさから夏の間は体調を崩しやすくなっていました。
これはもう完全に私の趣味でおすすめにしてしまいました、すみません。
でも、台湾はぜひサイクリング好きや興味のある方におすすめしたいし訪れていただきたい!
2000年以降台湾では台湾を一周する900kmの長旅、「環島」(ホワンタオ)というのが人気で、毎年11月にイベントが開かれるほどなんです。
大体10日前後で一周できるそうなんですが、せっかくワーホリで行くなら自転車でゆっくり周遊するのもいいかと!
もちろん台北や台南などに数時間で周れるサイクリングコースが準備されているので、自転車をレンタルして週末などに気晴らしすることもできます!
自転車で自然豊かで綺麗な景色を見ながら、台湾の歴史を見て過ごすのも比較的時間に余裕のあるワーホリだからこそできることだと思います。
台湾のワーホリ申請の概要
項目 | 概要 |
年齢制限 | 18~30歳 ※申請時の年齢 |
滞在可能期間 | 180日(1回の延長可) |
ビザ発給人数 | 5,000人 |
就学可能期間 | 3か月 |
就労可能期間 | 明記なし |
台湾のワーホリは2009年の開始からすでに10年が経ちました。
特徴は、
- ビザ申請期間が設けられている
- ビザは当日もしくは翌日発給
- 滞在可能期間は180日
- 1回の延長が可能
の4つです。
ワーホリビザの申請料はかかりませんが、即日発給を依頼する場合は手数料がかかります。
台湾から日本への留学やワーキングホリデーも非常に人気があり、ワーホリに関してはなんと2019年4月から上限人数が5,000人から10,000人に拡大されるほど。
しかし日本から台湾へのワーホリ利用者は毎年200~300人程度なので、ビザ発給制限は5,000人のまま維持されています。
ビザ申請は以下の条件を満たしている必要があります。
一、発給条件
1. 申請時に日本在住の日本国民であること。
2. 以前に台湾へのワーキング・ホリデー査証の発給を受けていないこと。
3. 申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること。
4. 台湾入国の目的は休暇であり、ワーキングは付随するものに過ぎない、なお、査証有効期限満了前に出国すること。
5. 被扶養者を同伴しないこと(ただし、被扶養者が同じ査証又は他の査証を取得した場合を除く)
6. 下記の必要書類を提出すること。
参考:日本人の台湾へのワーキング・ホリデー査証申請要項 – 台北駐大阪経済文化弁事処 Taipei Economic and Cultural Office in Osaka
台湾のワーホリ情報をチェック
台湾のワーホリの情報は、
- 各都道府県の台北駐日経済文化代表処HP
で確認することができます。
ただし申請条件や申請方法など変更される可能性があるので、申請前に必ずお住まいの地域を管轄している台北駐日経済文化代表処へ確認してください。
今回、参考にさせていただいたブログをご紹介します。
▶中国語ゼロで仕事を辞めて住みやすさを求め台湾に│えるてき台湾
2019年2月に書かれた台湾のワーホリビザ申請の記事がすごく参考になります!
台湾で留学経験もされていたようで、台湾生活を予定されている方にぜひおすすめしたいブログです!
台湾在住の方のブログ。
おすすめ観光地や穴場の観光スポットなど面白い記事をたくさん書かれています。
ちなみに、私のTwitterでもいろんな国のワーホリ情報を更新しているので興味があればフォローお願いします。
くろ@ワーホリブロガー(@kuro_holi)
台湾以外のアジアのワーホリ情報
2019年12月現在台湾以外にアジアでワーホリが可能な国は、
- 韓国
- 香港
の2か国です。
私は現在香港でワーホリ中です。
香港に興味がある方はぜひ香港の記事も読んでみてください。
【香港ワーキングホリデー】国際郵便で簡単にワーホリビザを申請する方法! 香港ワーホリでこれ使ったら仕事が見つかった。おすすめ求人サイトとアプリを紹介 まとめ
今回は、台湾のワーホリについて書いてみました。
台湾の特徴は、
- ワーホリ費用が他国より安く済む
- 距離が近いので日本へ帰りやすい
の2つから海外生活が初めての人におすすめです。
いきなり1年間も海外で過ごすとなると不安が大きいかと思いますが、台湾なら台北や高雄などから日本への直行便があるので比較的帰りやすく便利。
さらに台湾は物価が安いのでワーホリ費用を抑えたい!という方も十分楽しめる国だと思います。
参考になった場合はクリックお願いします。
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